ギターたちと言ったってねー、あーた、大したもんじゃないんです。

右の写真は、僕の部屋の片隅に無造作に置かれているギターたちです。
この他にも納戸には最近は使っていないギターたちが弦をはずされて深い眠りについています。…あ、使えないわけじゃないんです。 みんな立派に良い音が出るのですが、いつも弾かないギターに常に新しい弦を張っておくのは不経済なんです。
ギター弦もマーチン・コンパウンドですとワンセット800円ぐらいしちゃうでしょ。
それに、高温多湿の日本では弦を張ってしまっておくのはネックにも良くないことなんです。

ただでさえ狭い部屋に、ギターだらけでお掃除も出来ないと、いつもカミさんに
おこられてますがね(by刑事コロンボ)。

このページでは最近良く使うギターをお見せします。
でも、欲しくて買ったギターというのは少ないんです。
もっとも、有名アーチストみたいに、楽器メーカーからもらえるほどのギタリストじゃありません。
なぜか、雑に汚く使われているギターを見ると可哀想でついつい磨いて
あげたくなるんです。そうやってリペアしたギターがいつの間にか増えてしまったのです。
スミマセンね。オベイションとか、ギブソンとか、そういう高価なギターはないんです。

御存知!日本のフォークギターの草分け ヤマハFG180 赤ラベル

最近では、というか正式にはアコースティックギターって言うんですってね。
でも、僕らの時代にはフォークギターです。
僕が高校一年生の時に親に買ってもらった「宝物」です。

中学生時代、僕らにはギターと言えばクラシックギターしかありませんでした。
ナイロン弦でポロポロという音の…。
楽器店、それも気の利いた店に行かなければ本物のフォークギターにはお目に
かかれませんでした。しかも、マーチンやギブソンは80万円とか、気の遠くなるような
プライスが付けられていました。
確か、軽自動車の新車でも50万円以下であった時代です。

話しがそれましたが、そんな時代にあのヤマハから待望のフォークギターが発売されました。
それ以後、モーリスをはじめ国産のギターが楽器店の店頭を飾るようになったのです。

高校生の僕は毎日このギターを持って学校に通っていました。学生カバンのかわりに
ギターケースですから、可愛くなかったでしょうねぇ。本当にいろいろな想い出が詰まったギターです。

 

奥の赤いラベル(光って見えないかな)がFG180の証しです。

高校生時代には、エレキベースや12弦ギターなどを使っていましたが、あの頃のギターは
今ごろどこにあるんだろう?
このギターは高校生時代から40歳過ぎまでずっと身近に置いておきましたので、
何かと引っ張り出しては使っていました。
けっこうキズにもなってます。でも、そのキズ一つ一つに思い出があります。
友達とケンカしたとき、うまく弾けずに悔しかったとき、酒に酔っ払って付けたキズ、
キャンプに持って行って雨に降られたときのキズ… ETC。
これからもこのギターはずっと僕の青春でありつづけます。

 

今現在のお気に入り「マーチンD‐18」

このギターは軽いんです。(僕と一緒(^−^))
それに、信じられないほど良く鳴ります。これぞフォークギターの中のフォークギターかも
知れません。大きなステージ(そんなのは無いか)に立つ時にはもっぱらこのギターです。
なんてったってハードケースが格好良いもん。ケースで演奏するわけじゃないけどね。

ほとんど無傷のこのギターは、偶然リサイクルショップで見つけました。
信じられない値段で。きっとお店の人はギターの価値は判らなかったんだと思います。
手に取ってちょっと弾いてみたら…、素晴らしい音色でした…、即ゲットです。
はじめは可哀想なぐらい埃とカビがついていたんですが、大胆にも水ぶきしてヘアドライヤー
で乾かしました。くまなく拭いてギターワックスをたっぷり付けて磨き込みました。
弦もマーチンのシルクコンパウンドで…。
ペグもピカピカ、ボディの中もきれいに拭きました。
以前持っていた方はあまり弾いていなかったようです。
一ヶ月ほど弾き込んでだいぶ音が出るようになりました。今では僕のメインのギターです。

 

マーチンD‐18のヘッドです。

本当は、D‐45が欲しいのですが、それって贅沢ですよね。ほんのアマチュアが持つギターじゃ
ありませんから…。最近ではアコースティックギターもカッタウェイモデルが流行みたいですけど、
何となくこういったオールドスタイルのギターが好きです。
単板だ、ハカランダだ、と皆さんは言いますが、要はギターを愛する心だと僕は思います。
このギターも僕にコキ使われていますが、だんだん枯れた音になってきて、Goodです。

このヘッド一つとってみても存在感があります。美しいです。
あんまり磨くと文字が消えちゃいそうですのでホドホドにしています。
C・F・マーチン、素晴らしいギターです。

 

練習用ギター 鈴木ヴァイオリンW400です。

このギターはいわく付きです。古い友人が持っていたのですが、彼は事故で左手に軽い障害が
残ってしまいました。昔はバンドを組んで歌っていたそうですが…。
彼の家へ遊びに行った時、部屋の片隅にあったこのギターが僕を見ていました。
手に取って見ましたら、全身タバコのヤニとほこりが固まって色が変わってみえたほどでした。
弾いてみると、骨太の低音と繊細な高音が良くマッチしている良いギターだと直感しました。
彼に、もったいないからきれいにしてあげるよ、と言ってこれまた水洗い、ドライヤーで
ワックス仕上げをして、弦を張り替えて若干の修理を施しました。ただ、ネック近くに破損が
あり、知り合いにお願いしてギター職人に診てもらいました。
すぐに補修してくれて、職人さんはこう言いました。「良いギターだから大切にするように」。
持ち主に返す時にそう言って渡しました。様変わりしたギターを見て、彼は「自分は弾けないから、
大切にしてくれるんなら君にあげるよ」と言ってくれたのです。

ネックが太くて弦を押さえやすいギターです。
友人の分まで大切にしてあげようと思っています。全身にオパールのインレイでとてもキレイです。
きっと高価なものだったんでしょうね。

 

いつでも僕のそばにいる仲間、ヤマハFG470SA、名器です。

最近は、「うたごえ」と称して仲間達と居酒屋を貸し切ってなつかしい曲を歌っています。
そんな時は、いつもこのギターです。ですから車にはいつも…、という感じ?
FG180のスペアとして購入しました。「うたごえ」はいつも急に決まります。
「今晩どう?」という電話があると、絶対に断りません。
歌詞ノートと歌本を持って会場へ直行!ですから、僕の半径3m以内にスタンバッています。
言いかえれば、下手な横好きで、いつでもギターがそばにないと安心できないんです。
こういうのをギター中毒症候群とでも言うんでしょうか?

このギターには簡単な手術でピックアップマイクを内蔵してあります。
会場にアンプがあれば即エレアコに変身できます。
もっとも、僕自身は生音のほうがずっと好きなんですけど…。

このギターもエッジにインレイ装飾が施されています。キズもなく、超美品です。
本質的に僕はヤマハのギターが好きです。この他にもあと4本がヤマハ製です。

 

ヤマハ12弦ギター FG230

このギターも生い立ちは古うござんして、高校生の頃のものです。
あの当時の「ヤマハLMC」、と言っても知らないでしょうねぇ、ライトミュージックコンテストに出場した
時に使っていたギターです。ギターのシャリ音が欲しくて、使いました。
けっこう力が要るんです、このギターは。そりゃそうでしょう、普通の倍の弦を押さえるんですから。
おかげで左手の握力増進に役立ちました。それって何の役に立つのっつうの!
しばらく使わないだろうと想定してボディの中に乾燥剤を2キログラムも詰めてありました。
20年振りに引っ張り出したら、なんだかガサゴソしてるんで、中を覗いたらあなた、乾燥剤が
山のように出て来るじゃありませんか。びっくりしました。
でもおかげで状態は良く、まだまだ使えそうです。
しかし、それにしても重いギターです。抱えているだけでおなかが空いてしまいそうです。
ピックガードがいかにもヤマハっぽいと思わないかい?

12弦ギターの弦はセットで1500円もします。ですから切らないように、触ったあとは
神経質なくらいきっちりと拭いておきます。サ○イ・○い・仕事きっちり♪。

 

どうってことはありません。モーリスの12弦です。

運送業を営む僕の友人が、引越しの後片付けに出て来たギターを僕にくれました。
これがなんと!モーリスの12弦ギターじゃあーりませんかっ!
しかも、ペグもフレットも完璧の母で、Good。
あちらこちらに深めのキズがありますが、それはお愛嬌。キズの割りに弾き込んでないというか、
何とももったいない使い方をしていたようです。
このギターばかりは磨き甲斐がないつわものでした。
音はけっこうイケテルので許せます。僕のギターの中では一番最後に仲間入りしたギターです。

12弦ギターは力が要ると先にも書きましたが、具合が良いカポダストに出会えていません。
6弦ならば、ジム・ダンロップのいつも財布に忍ばせているカポで良いのですが、
さすがに12弦ではビビリ音が気になります。どなたか、すぐれもののカポをご存知の方、
情報をお寄せ下さい。現物でも構いません(^-^)。

ずいぶん昔のギターのようです。中のラベルによると新品当時、店頭では3万円ぐらいの
もののようです。30年前の3万円ですから、今にすれば…?

 

その他のアコースティックギターたち

左のギターが最近のお気に入りモーリスのW-30。ドレッドノートの本格派ですね。激鳴です。
真中は雨天ライブ用モーリス。結構キズだらけですが、甘い良い音で気に入っています。
そして左がヤマハFG351です。今、この子はナッシュビルチューニングになってます。
高音がきれいな"抜けた"響きが好きです。

出ました!!オベーションアプローズ

新しい仲間です。最近手に入れました。オベーションでも、ごく普通の顔をしたギターが
好きなんです。
枯葉のが欲しかったんですが、なかなか手が出ません。
それでも機会があったら是非入手したいギターです。
このギターはエレアコースティックなんですが、繋がなくてもきれいな音がします。
もっぱら自宅で弾いています。だって、まだ無傷なんだもん。

エレアコギター特集です。

右の青いエレアコースティックギターは「モーリスのトルネード。ちょっと古くて
キズが多いんですが、それなりの味が出ています。
惜しげなく雨の日の路上(駐車じゃなくって)にも持って行けます。YAHOOの
オークションで落札しました。こういうのもイイかな?って。
それに左の小さなギターが「マスタークラフトトラベラー」。
小さいけどエレアコ、アンプに繋げば一人前のギターだもんね。
旅に出る時には必ず持って行こう。ん?どこへ?
値段は、他人には言えません。安かったんだもんね。

フェンダーのストラトキャスター

僕にしては珍しくエレキギターです。しかもフェンダーのバリバリです。
実はこの他にもフェルナンデスやグレコもあるんですが今は使っていません。
このギターも、夜の練習用です(笑)。
音を立てないでトランスミッターでステレオに飛ばし、ヘッドフォンでモニターするんです。
どうです?マニアックでしょ!

このギター、元はプロフェッショナルが使っていたようです。裏にサインがありました。
読めないサインだったのでシンナーで消しました。
それからトーンとボリュームのつまみが錆び錆びで、よっぽど汗っかきのギタリストが
使っていたんだと思います。それで、昔使っていたグヤトーンのつまみを流用して、
それでそこだけゴールドです。ブラックとゴールド、成金趣味のコーディネイト、こうでないとね。

そうそう、このギターはフリーマーケットで皮のケースが素敵だったのでケースを買ったら
ギターがおまけで付いてきてしまったのです。なんだか本末転倒ギターですよね。
今度はギブソンのレスポールをフリーマーケットでゲットしよう。ケースを買うと中身が付いて来るフリーマーケットで…。

  

  

  

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ギターだけ見ていただきましたが、周辺機器というか、様々なアクセサリーがあります。
フェンダーのアンプ、Bossのフットペダル、コルグのチューニングメーター、ローランドのミキサー、
着脱式のピックアップマイク、譜面立て、ギタースタンド、エフェクター、カポダストにピック、ボトルネック、ハーモニカ、
ヴォーカルマイクにマイクスタンド、リズムマスター、それにギタリストの必需品「爪きり」(もちろんギター型)…etc..etc..
本当はいろいろ紹介したいのですが、今回はギターだけにしておきます。

いやぁ!ギターって本当に良いですねぇ。 これでテクニックがともなえば言うことなしなんですが…。 しっかり練習しんと!

     

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